タヌキのちゃんこ鍋 〜もっと過激に〜

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help RSS 婆放談〜SF映画あれこれ:「スター・ウォーズ」から「マタンゴ」まで

<<   作成日時 : 2005/07/06 03:35   >>

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タヌキ: おはようございます。今日は焼きたてのパンを持ってまいりました。中にチーズがいっぱいはいってるよ〜ん。

エミちゃん: では、早速いただきます。

タ: あれ?いただいちゃうの、ほんとに?お腹空いてんの、私・・・。

エ: 半分こに決まってるでしょ。私、タヌキちゃんみたいに喰意地はってないわよ。

タ: じゃ、食べながら、映画の話でもしようか。久しぶりにTVで「スター・ウォーズ」の最新作の映像ちょっと見ましたよ。一体何作目までつづくんでしょうかね。もうだいぶ古臭い観がするけど。20?年前ニューヨークで第一作目を観た時はあの映像のスピード感に驚きましたよね。英語は聞き取れないから、何だか分からなかったけど、初めてディズニーランドに行った時みたいに心躍りました。

エ: あんときはわたしも素直にビックリ。上手いというよりはルーカスにすっかりまるめ込まれたと言うか・・・ジョン・ウィリアムスの音楽に騙されたとでも言うか、これでもか!ってくらい盛り上げるんだもん。たしかブロードウェイの映画館、タイムズ・スクエアーの近くだったよね。初めての海外旅行で感動するお膳立てが揃ってたんだろうね、歳も若かったし。

タ: タイムズ・スクエアーといえば、42丁目、ボールドウィンの小説を思い出して感動しましたよね。当時は42丁目といえばアダルト・ショップのメッカだったんだもんね。このころからかな、ビッグ・アップルを観光都市で売り出そうって考えはじめたの・・・犯罪都市ニューヨークが売りだのに。110番街交差点から向うは恐いハーレムだとかね。今どうなってるんだろね。サウス・ブロンクスなんてすごい恐いとこってことになってた(笑)。

エ: 話を映画「スター・ウォーズ」に戻すけど、ハリソン・フォードとマーク・ハミルが戦闘機みたいなやつに乗ってテレビ・ゲームのごとく飛び回ってたけど、今から思うと湾岸戦争の予行演習だよね、まるで。今や「ウォーズ」をこの地球上でやっている。アメリカにとっては宇宙もイラクも遠さは同じってことね。

タ: ある社会派映画で海外逃亡を企てた銀行強盗がワイオミングを海外だと真剣に思ってましたよね。笑うに笑えないアメリカ人の無知、ジョン・カザール名演技が哀しい。あの〜、まだお腹すいてるんですけど・・・

エ: え?ないよ、もう何にも。夕飯の残りの鮭しか。

タ: ちょっと台所見てきます、クイテー鳥がうるさくて。エミちゃん、ひとりで論じてて。

エ: んじゃ。それにしても何でもよく壊す映画が多いよねアメリカ映画は。壊しては作り、壊しては作るの繰り返し。それで成り立つ基幹産業としての映画。アメリカ映画っていつからあんなにまで破壊的で自虐的になったんだろう?おまけに大津波、大地震、ありとあらゆるカタストロフっていうの?天罰まで映画化して儲けてるわけだからね。なんだろうね、壊して懲らしめられ、人類愛に目覚めるってパターン、それで精神的なバランスとってんのかな?「宇宙戦争」じゃ宇宙人からも猛反撃を浴びながらも皆がまとまりハッピーエンド??もう何やっても9.XXの亜流にしか見えないんだけど…とにかくスピルバーグは一作目の「激突!」が最高。これを超えるものはないと私は思う。

タ: は〜い、何にも無いから冷や飯を鮭茶漬けにしました。なに?ご講義すんだ?ところでSFといえば暴力的近未来を描いたアンソニー・バージェス原作の「時計じかけのオレンジ」という秀作がありますね。キューブリック監督冴えてましたね。あの「2001年宇宙の旅」もキューブリックでしたね。非常によく出来てました。コンピューターのHAL9000、みごとに恐がらせてくれました。

エ: 「時計じかけのオレンジ」はタヌキちゃん、まだ中学生だったからね、得体の知れない映画だからヤダというのを私がムリに引っ張って、観にいったんだよね。昔の丸の内ピカデリーに。アンソニー・バージェスは文庫で日本語訳も出てるから読んでみると面白いけど、ユーモア通り越してかなり恐ろしい未来だよ。ある部分は現状と重なり合ってるから。映画では主演のマルコム・マクダウェル(写真右から二人目)がキュートで好きなんだけどね。音楽の使い方も最高にうまい。主にクラシックからなんだけど即座にサントラ盤買いました。(まだCDはなかった。)

タ: だから40過ぎて「スター・ウォーズ」なんて馬鹿馬鹿しくて観られないよ。ルーカスは「アメリカン・グラフィティ」みたいないい映画も撮ってたのに、現実逃避してんのかな?それともあれが本当に彼の夢物語の実現なのかなあ。

エ: それにしてもさ、20数年かけて、よくぞここまでこねくり回したもんだよね。あの単純明快、勧善懲悪の「スター・ウォーズ」を。(笑)

タ: だからさ〜、思うに、逆説的に言えば、ルーカスもスピルバーグも頭いいんじゃないの?あの人たちにはああした撮り方でしか映画を撮れないってことが分かってるんじゃないの?シリアスな映画も撮れるとこみせてるけどそれじゃ居心地悪いって。でも優秀なSF映画ならタルコフスキーが映画化した「惑星ソラリス」とかジャック・フィニー原作の「ボディ・スナッチャー」とか、古典的名作「禁断の惑星」とかがすでにあるね。もっと分かりやすいところでは1作目の「猿の惑星」とか。ラストシーンがショックだった。どういうラストかは観てない人のために伏せとくけど。

エ: そうそう、「サイレント・ランニング」や「未来惑星ザルドス」なんてのもちょっと面白い作品だよ。私、「未知との遭遇」嫌いなの、あと「ブレードランナー」みたいのもダメなの、ルトガー・ハウアーは好きだけど。でも娯楽とはいえ一作目の「エイリアン」はけっこう良くできてたよね。ギーガーのもつ気持ち悪いけどエロチックな雰囲気がぴったり。ジョン・ハートがひどい目に遭ってたけどさ。「エイリアン2」は内容たいしたこと無いけどランス・ヘンリクセンが無気味でいいよね。そんで思い出したんだけど、昔の会社で英国から短期出張できてたお兄さんがランス・ヘンリクセンにそっくりでね、無口なのよ、微笑むたびにけっこう恐いの。(笑) 国に帰ったあと借りてたマンションの原状回復するため、同僚の男性が部屋のチェックにいったんだけど、戸棚からなんか飛び出てきそうで恐かった〜、っていってたの覚えてる。 クククク(思い出し笑) 
ついでに言わせて!私の忘れられない日本の傑作SFは「マタンゴ」っていうんだけどね。上野の映画館で当時は加山雄三の若大将シリーズと二本立てでやってたの。叔母に引っ張られて観にいったのよ。これたぶんよっぽどのSFマニアか年食った人じゃないと映画見たことないかもね。小学3年生でもラストの恐さは覚えている。(苦笑)

タ: でさ〜、明日は七夕じゃん、星空に願いを懸けるために笹竹でも買いに行かない?

エ: ではサッサと行かなくちゃね、タヌキちゃん、オホホ。

タ: ウフフ。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
僕は別にスターウォーズのファンではありません。が、もう少し「深い」映画ではあります。ストーリーは神話の構造を持っています。貴種流離譚、父殺しなど、ギリシャ神話をモチーフにしています。その基本構造に、「隠し砦の三悪人」の影響を入れて、ニューエイジ的な「フォース」なんていう概念を絡めたのが、この映画ではないでしょうか。あと、なぜこれほどマニアが生まれるのかも、とても気になります。結局、みんなオリジナルな怪獣や宇宙人が好きなんでしょうね・・
atilla
2005/07/07 10:20
ん〜、スターウォーズね〜、まさかこんなにシリーズ化されると思わなかったんですよ、一作目がうまくまとまって終わってたんで・・・。一作目が興行的に当たったんで二作目、二作目が当たったんで三作目・・・という具合に続いたと思ってしまうんですよ。でもこれだけ当たるんだからatillaさんの言うとおり「深み」があるんでしょうね。マニアはどのへんに惹かれるんでしょう?
タヌキ
2005/07/09 02:51
もともとは「フラッシュ・ゴードン」を映画化したかったらしいけど、キャラクターの権利が取れなくて「スター・ウォーズ」が生まれたらしい。
エミちゃん
2005/07/15 23:57

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