タヌキのちゃんこ鍋 〜もっと過激に〜

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<<   作成日時 : 2005/10/04 04:47   >>

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2泊した秘湯鶴の湯ともお別れ。早朝田沢湖畔のバス停までいったん出ると4人は八幡平山頂行きのバスに乗った。

豊かなブナの原生林の中を走る路線バスは、一度15分位の休憩をいれると1時間半ほどで有名な湯治場のある玉川温泉に着いた。
ここから更に1時間かけて八幡平頂上バス停を目指すのだ。他にいたわずかばかりの乗客らは皆ここで下りてしまった。皆ここから迎えのバスを待って温泉宿まで行くらしい。観光と言うよりも病気治療が目的で来ている。バスはその後もひたすら山を登ってゆく。
道路は快適だけど、天候がだんだんと悪くなってきて終点バス停は濃霧に包まれていた。何にも見えない。
標高1500mはひたすら寒い。4人はとにかく暖かいものが欲しくてレストハウスに飛び込んだ。とりあえず温かい物をと甘酒四つ注文。ここには人が大勢いいたのですこしホッとした。
ミランとアリは「変な味だ」と言って甘酒を敬遠、エミちゃんは「せっかく注文したのに」とムカつく。ミランとアリは土産物を見に行った。エミちゃんとタヌキはゆっくりと二人の残した甘酒も味わった。
「これからどうする?」とタヌキが言う。霧が流れて少し視界がよくなってきたのでエミちゃんが
「ちょっとハイキングでもしてみようか?」
と言う。4人は遊歩道沿いに山を登っていった。アリとミランは健脚なのでグングン霧の中に消えていった。残された二人は心細くなり
「戻ろうか」
と顔を見合わせた。
「アリ〜〜、ミラ〜〜ン、もどるよ〜!はやく降りといで〜」
人の気配がしたかと思うと二人が不満げに
「もうちょっと行けば頂上だったのに」
「そんなことわかるわけないじゃない、雲の中なんだから」
二人はむっとした。
「じゃいいよ、僕たちだけ行くからどこかで待っててよ」
「だめだって、こんな天気が悪いのに、お昼にしようよ、朝早かったんだから」
二人はしぶしぶタヌキちゃんの言うことを聞いた。さっきの岩手県側のレストハウスとは反対側にある秋田県側の土産物屋兼食堂に入る。中には客は一人もいなかった。壁に貼ってあるメニューを見つめ、と言ったところでミランとアリには読めないが、
「きりたんぽ定食食べる?」とエミちゃんは二人に聞いた。
二人は「うん」と言った。タヌキは一人カレーライスを食べる。(なによ、外人のクセして生意気な!)
四人は窓側のテーブル席に着いた。
「あんたたちパンじゃなくて大丈夫なの?」
とエミちゃんが尋ねた。
「平気だよ」とアリ。
「不思議なんだけどさ」とミランが言った。
「こういう光景夢で見たような気がするんだ。エミちゃんみたいな人がラーメン食べててさ、なんか僕もいろいろ食べさせられるんだけど気分が悪くなるんだ。あれは海だったかな?」
「変な夢ね」とタヌキが言う。
「夢かな?ホントのような気がするけど・・・」

とミランは目を覚ました。「ミラン、起きて、起きて!」というタヌキの声がした。
「もうすぐ降りるバス停よ」バスは町の中を走っていた。
「僕のきりたんぽどうした?」
「ミラン、なに言ってんだよ、食べたじゃないか」
とアリ。
「なんか腹減っちゃったな」とミラン。
「土産物屋の食堂って量がすくないからね、花巻に着いたらなんか食べようよ」
とタヌキが言った。
4人はバスを降りると花輪線大更駅から電車に乗ってすぐの花巻駅に向かった。花巻からは再びバスに乗って今日のお宿、鉛温泉の一軒宿に向かうのだ。4人はとりあえず駅近くのケーキ屋に入った。季節のケーキ、マロンケーキを皆は美味しい、美味しいとたべた.。が今にも泣き出しそうな空模様なので、4人は市内見物は後にしてともかく宿に向かうことにした。

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コメント(2件)

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ヴィガンティッツェはきっといいところだと思う。昨日ちょっと村の案内を見たけど、もっと時間をかけて調べようね。
エミちゃん
2005/10/04 14:38
プラハとミランの生家を訪れるツアー組まない?参加者いるかな〜〜。まっ、タヌキのわがままに耐えられる人でなきゃダメだけど。
タヌキ
2005/10/04 16:05

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